寝屋川車両基地の裏方、構内入換車　　撮影：寝屋川車両基地

■車両紹介
寝屋川車両工場で活躍しているこの青い車体の電車は構内入換車です。
この構内入換車は車籍はなく、機械扱いであるため営業線は走れません。
構内入換車は70形72号車を改造して使用されています。

昭和24年8月7日に京都市にある四宮車庫で火災に会い70形9両が焼失した中、
72号車は故障のために東洋レーヨン工場（現 東レ）に検査入場していたため難を逃れました。
その後、昭和42年まで1両のみの70形として営業車に使用され、
廃車になった後も守口車両工場の構内入換車として使用されました。
昭和47年の守口車両工場の廃止に伴い寝屋川車両工場に移動し現在に至っています。
なお構内入換車が使用しているブリル27E1台車は1形で採用されていたもので、
京阪の歴史を長年見てきた台車です。